私は3年間くらい1年の1/3を海外で過ごしていた時期がありました。
当時は海外に行くと決めたら1~2週間後には日本を発つほどの瞬発力があって、海外から日本に帰ってきても直ぐに次に行きたい国を探すような奴でした。
ちなみにツアーで一度海外に行った以外は全て一人旅で、当時はそれなりにワクワクしながら海外にいたはずです。
それがコロナが始まる1年ほど前にパッタリと海外旅行に飽きてしまいました。
・旅行先の国について調べるのが面倒くさい
・ホテルや航空券を取るのが面倒くさい
・飛行機に何時間も乗るのが怖い
・いった後に帰ってくるのが面倒くさい
もう面倒くさいの連続で、正直台湾くらいしか行く気になりません。
タイの6時間でもかなり面倒くさいと思ってしまいます。
そもそも海外に行き始めた理由
一応、海外に行き始めた理由は
・物価の安い国で暮らしたい
・日本より貧乏なのに幸福度の高い国を目で見たかった
・税金の都合で海外移住を考えていた
こんな理由を思いつきますが、もっと根底には”出来るだけ遠くに行けば何か自分の人生に面白い事が起こるんじゃないか”みたいな考えがあった気がします。
アフリカで生活してみるとかは自分の枠の外にある世界だったので、20代でこういう事を経験していたら何か面白い事があるのではないか、みたいな感じ。
思えば沖縄に引っ越したのも、そんな理由だったかもしれません(沖縄は今も面倒には思いませんが)。
今の日常に何か不満のようなものがあって、何かマンネリ化していて、それが物理的に遠くに行けば何か変わるんじゃないか~みたいな思いがあったのだと思います。
それが今はもう何のハングリー精神とか反骨心みたいなものがないので、遠くに行って何か得たい、何か変わりたいみたいなものが無いんだと思います。
奨学金も返したし、働かなくても実家に居られるくらいの金は入ってくるし、自尊心強すぎて他人に「それダサいよ」と言われても何もやばいと思わないし…。
やっぱり若い時の「このやろう!」みたいな気持ちが海外旅行のエネルギーになっていた気がしてなりません。
今は重い腰を動かして遠くに行くより、近くに住んでいる友達と適当にプラプラして遊んだり、たまに国内旅行”しちゃう”くらいの感覚で良いかなと言う感じです。
これ以上一人で海外に行っても、(この国行ってないし、どうせなら行っとくか)みたいな感じで完全に惰性な気がします。
完全に金の無駄ですね。
同じように海外旅行に飽きる人は結構いるらしいです。
誰かと行く旅行は別らしい
他にも色々調べたのですが、一人旅は飽きても友達と同じなら行く気になる人も多いのだとか。
うーん、確かに仲の良い友達と旅行に行くのはワクワクしそうだけど…昔みたいに1か月以上滞在するのは面倒くさい気がする。
長くても一週間くらいでサクッと回るくらいが今の自分には丁度いいかなぁと言う感じ。
昔、海外に行き始めた頃は、既に色々海外に行かれている方が「やっぱ日本が一番」と言ったり、結局は東南アジアしか行かなくなる傾向を何度も目にしましたが、今になって少しその気持ちがわかります。
もともと200近くある国でたまたま日本という1つの国に生まれたのだから、日本が一番な確率の方が低いでしょみたいな考え方だったのですが、今は一番とかどうとか以前に移動が面倒くさい。
この前話した日本から住民票抜いて基本海外にいるくらいじゃないと、日本と海外を行ったり来たりなんて面倒すぎるし、やっぱ海外だと外国人が一人でプラプラ出来る範囲に限度があるけれど、日本はどんな辺境な田舎でも一人でプラプラ出来るし色々楽なんだよなぁ。
一つだけ気がかりなのは、東南アジアでお世話になった友人にはまた会いたいとは思う。
まぁ彼は日本に頻繁に来るのでその時に会えばいいんだけど、来てもらうばっかりだと申し訳ないので向こうにも行ってあげたい気持ちもある。
ただ面倒なんだよなぁ…。
今のところ、日本ですごく嫌なことがない限りは海外に行く気がしません。
まぁ、日本でゆっくりダラダラします。