私は4年間くらい好きな都道府県や海外を転々としていた(一人暮らしをしていた)。
そして特に行きたいところがなくなり、お金ももったいないので実家に帰ってきて”こどおじ”をやっている。
今は実家をベースに、滞在してみたい都道府県や国があると、その都度1週間~1か月ほど一人暮らしをするようにしている。
こどおじ、こどおばの定義はいろいろあるようだけれど、このワードが生まれた時は『成人後も実家の子供部屋で暮らす男性』を指していました。 最近では、『実家に住むニート、引きこもり』の意味で使われることも多いそうです。
あまりにも今更過ぎるので言いたくないが、セミリタイアを目指すなら、お金を貯めたいなら”こどおじ”が最強である。
実家にお金をある程度入れるにしても明らかに一人暮らしよりお金がかからないわけなので、その分お金が貯まるし、セミリタイアできる時間も早くなる。
特に雇われで自分が頑張っても給料がいきなり2倍になったりしない人は、毎月の生活コストを以下に抑えるかが大切になってくる。
もちろん、こどおじのイメージは日本では一般的に良くない。
探せば色々な悪口が出てくるが、全部「はい、おっしゃる通り」と思っていればよい。
セミリタイア生活を目指すということ自体が世の中の流れと逆方向を向いて歩くようなものだし、その道のりは一般的なサラリーマンであれば険しいものなのだから、今更世の中に何を言われても気にしている場合ではない。
海外の話をしても仕方がないかもしれないが、私が訪れた多くの国では「結婚するまでは家族と暮らす」というのが普通だったし、むしろ「どうして家族と住まないのか」「家族と問題があるのか」「寂しくないのか」「家族を大切にしているのか」といった質問を受けることがよくあった。
(たしかに最近、やっと世の中の事がわかってきた20代に、残りの人生が長くない両親をそばで見られない、一緒に時間を共有できないのは不幸ではないか、あとあと後悔するのではないかと思うようになった)
そもそも20代の平均給与と生活費を考えると一人で暮らすのはそもそも贅沢すぎるのではないかとも思う。
弱い人間が家族と色々な意味で助け合って生きていくのは何もかっこ悪い事ではないと思うし、高いお金を出して一人暮らし用の狭い風呂に入るより、あまりお金を出さず広い風呂に入るほうが幸せだと思う。
私の幼馴染が”こどおじ”のフリーターだが、親はお金を入れなくていいと言っているようで、おそらく年80万円くらいは貯金できているはず。
フリーターでも、こどおじなら30までに500万円くらい貯金できるんじゃなかろうか。
もちろん金銭面を除けば一人暮らしは様々な楽しい事があるので、セミリタイアを目指さない場合や、お金に余裕がある場合、セミリタイアがいつかできればいいという人の一人暮らしは大賛成です。